ジャニーズが嫌いな女子なんていません!

アメリカからSexyZone中島健人くんを崇拝するブログ

沼の淵から

SMAPの報道がこの記事を書こうと思っていたちょうど矢先に駆け巡り、その間色々と逡巡して筆が止まってしまっていた。

 

物心ついた時から、何よりもイケメンがスキだった。思い出せば幼稚園の頃からクラスで一番イケメン(と当時自分は思っていた)だった子がスキで、アルバムにはその子と手をつないでる写真が今も残っている。なぜか二人とも半ベソ(全く覚えてない)だけど。

小学生時代は、当時黄金期ど真ん中だったモーニング娘。にもれなくハマり、"アイドル"という存在に果てしない憧れを抱いていた。小五くらいのとき、パソコンで「加護亜衣」だとか「辻希美」だとか検索をしまくっていたら、2ちゃんねるの前身で当時衰退し2ちゃんねるに引導を渡しつつあったあめぞうに辿り着き、その流れで2ちゃんねるの存在も知った。

中学高校時代〜近年にいたるまでは、ヴィジュアル系にハマるという暗黒時代を築きあげていた。当時通っていた学校は中高一貫の女子校で、生徒のほとんどはアニメ漫画オタかジャニオタで構成されていた(兼任も当然いる)。そんな中バンギャルは学年で私含め2人しかいなかった。数の多いジャニオタたちを横目にクラスのほとんどの人が知らない自分だけがその魅力を理解できる世界というのが思春期特有のねじ曲がった優越感を満足させた(ライブの値段もお手ごろだったし)。

そう、この時点ではジャニーズという、ファンの母体がヴィジュアル系よりはるかに多いアーティストには見向きもしなかったのである。ああ、我が黒歴史よ…ネットでもチラホラ目にするが、バンギャルからジャニオタになる、というのはそんなに珍しいことではない。ヴィジュアル系とジャニーズの比較については、今後いつか取り上げたいテーマである。

大学時代になると時間と懐に余裕ができ、ゴールデンボンバーをひたすら追いかけまわしたり、ももクロにハマったりなどしていた。

 

振り返れば、ジャンルは違えど見た目やパフォーマンスを売りにするキラキラ輝く世界というものに突き動かされ、そのキラキラをくまなく消費をしてきた半生であった。

 

そんなわたしがいま、ジャニーズというとてつもなく巨大で深い沼に片足を突っ込んでいるのである。いや、もう喉の部分まで浸かりきっていて最後の力を振り絞ってこの文章を書いているのかもしれない。

 

しかし、まだジャニオタを名乗るには日が浅いと思う。コンサートに行ったこともなければ、コンサートのDVDを見たこともない。訳あって今は海外生活だから、気軽にコンサートに行くことはできないし、テレビもリアルタイムでチェックできないし、できることといったらネット上に上がっている方的にかなりグレーゾーンな動画を漁るか、日系の本屋で雑誌を定価より少し割高で購入することしかできない。

 

それでもいま、かなりワクワクしている。今のわたしにとって、何かを消費するのが最大の幸福だ。たぶんこれから、わたしはジャニオタになる。これから経験できるであろう夢物語の予感を目の前にして。気分はマサラタウンをさよならバイバイしたサトシである。